言語デザイン研究所は、来たる日本の多文化共生社会化に積極的に参画し、自ら実践するプロの集団として、さまざまな英知の結集を図るべく設立されました。
私たちが関心を持っている点は、音韻音声、文法などの言語のミクロ的な側面よりも、多文化社会での言語政策、とりわけ日本語が関わるすべての部分を社会的文脈の中でとらえて行こうとするものです。
このようなマクロ的な視点から実践していく集団が言語デザイン研究所です。たんに研究、調査を行うだけでなく、実践を通して社会に有益な実践知を獲得して、それを社会に還元して行きたいと願っています。
「言語をデザインする」ということ。それは、日本社会の新しい多文化時代に即して価値の意味合いを見直し、設計するということに他なりません。一人でも多くの方が、この趣旨を理解し、実践することによって、共に成長することを願っています。